南の虹のルーシー・各話紹介（１６

あらすじ

朝、ルーシーとケイトは、柱にする材木の先を燃やすための薪を拾いに行った。木を焼くと腐らないとのこと。そのとき、木の上に珍しい動物（フクロキツネの一種）がいるのを見つけた。ビリーがやってきて、薪を運ぶのを手伝ってくれた。デイトンは、病院の看板を出すことにした。看板を作ってから、デイトンは、マック夫人の家に診察に行った。ビリーは、ルーシーに、子山羊が欲しいとお願いする。ルーシーは、いっしょに森へ行って珍しい動物を捕まえてくれたら子山羊をあげるという。ルーシーとビリーは、こっそり森へ行った。森でルーシーはヘビに襲われそうになったが、鳥（ワライカワセミ）がヘビを咥えて行って助かった。
アーニーとクララは、川へ洗濯に行き、そこでマック夫人と会った。マック夫人は、主人がよくなり、デイトンはうちでウイスキーを飲んでいると言う。デイトンを訪ねて子供が病気の夫婦がやってきた。ケイトがマック夫人の家にデイトンを呼びに行ったが、すっかり酔っ払っていた。アーニーは、酔いを覚まそうとデイトンに水をかけ、子供を助けてほしいのお願いする。デイトンは、子供を診察し、子供はまもなく元気になった。

第１７話「不幸な出来事」

あらすじ

アーニーは、野菜を自給するため畑作りを始めた。ルーシーとケイトも畑作りを手伝った。家の増築もジャムリングが加わってはかどっている。いつのまにかモッシュが森へ行ってしまった。ワライカワセミが水を飲んでいたモッシュを襲ったが、はずしてくれて助かった。モッシュは、無事ルーシーのもとに戻った。マック夫人の主人はすっかりよくなって、また測量に出かけた。ジャムリングは井戸掘りも手伝うという。その代わりビリーのために子山羊を一匹譲ってほしいとお願いした。
ペティウェルの家はもう少しで完成の見通しだが、ペティウェル夫人はペティウェルに早く井戸を掘ってくれと言う。ペティウェル夫人から、人手が足りないのならあなたが掘れば、と言われ、頭に来てハッピーを蹴飛ばした。ステッキーが囲いの柵をはずして、３匹の子山羊も一緒に外へ出て、テントの中に入った。遊びに来たビリーが見つけて、ルーシーと一緒にステッキーと２匹の子山羊は柵の中に入れたが、１匹の子山羊がいないのに気付かなかった。ルーシーは、ビリーに、子山羊をあげると話をしているとき、１匹の子山羊がいないのに気付き、ビリーは、柵の外に捜しに行った。ルーシーは、ハッピーが草を食べていた子山羊に近づいてるのに気付き、ビリーに教えた。ビリーは、急いでハッピーを追いかけたが、子山羊はハッピーに噛み殺されてしまった。ルーシーは悲しくて泣いてしまう。
ペティウェルは、掘っていてギックリ腰になり、デイトンは、診察に行った。ルーシーは、ペティウェルなんか診てやることないと言うが、クララは、どんな人でも診るのが医者の仕事だと言い聞かせる。
ルーシーらは、子山羊のために岡の上に墓を作った。

第１８話「木登り」

あらすじ

ルーシーは、木に登ってコアラを捕まえようとして木から落ちる夢を見た。ルーシーは、木登りの練習をすることにした。ルーシーは、ビリーに木登りを教えてもらうため一緒に林に行った。家の増築は完成に近づいた。アーサーは、デイトンに、冬までに、デイトンとベンのためレンガの家を建てると言う。林で木登りの練習をするが、木から落ちて、お尻を打ってしまう。ケイトは、デイトンにお尻を診せるように言うが、ルーシーは、恥ずかしがって嫌がる。
増築部分が完成した。アーサーが境の入り口部分の壁を切って、一家は完成を祝った。ペティウェルの組立式の家も昨日完成していた。クララは、ペティウェルのところに往診に行くデイトンに、つい嫌味を言ってしまう。
久しぶりにパーカーがやって来た。牛車を手に入れ、運送の仕事を始め、ペティウェルの荷物を運んで来たのだった。夕方、ルーシーとケイトは、林に炊き木を拾いに行ったとき、木の上に、フクロモモンガが３匹いるのを見つけた。ルーシーは、木に登って捕まえようとするが、飛んで行ってしまう。

第１９話「今日は買い物」

あらすじ

クララは、アーニーもお使いでキャリングトン・ストリートへ買い物に出かけることになった。ルーシーとケイトも付いて行った。クララは、出来上がったペティウェルの組立式の家を見てため息をついた。ケイトは、クララに、今の家は５ポンドで買ったこと、イギリスで３０ポンドで買った組立式の家は１１０ポンドでペティウェルに売ったことを話した。ケイトは、アーサーとパーカーが話しているのをこっそり聞いたのだった。
ジャムリングとベンは井戸を掘り始めた。見ていたビリーが手伝いたいと言う。キャリングトン・ストリートに着いたら、ルーシーとケイトは、はしゃいでいろいろな店を覗いてみた。洋服の生地を売る店からペティウェル夫人が出てきた。ルーシーは、開いたドアの隙間から花嫁衣裳が見えたと言う。通り過ぎようとしたクララは、急に中に入りたくなった。中に入ったクララは花嫁衣裳にすっかり見とれてしまった。クララは、店主に、いくらか聞いたが、店主はこれは飾り物で売れないと言う。クララは、作るふりをしてじっくり見たかったのだ。店主から「着てみては。」と言われて、恥ずかしくなり、急いで店から出て行った。目的の食料品屋で買い物をした３人は、再び会ったバーナードと一緒に家に帰った。
アーニーが作った畑では、ラビッシュが思ったより早く目を出した。アーサーは、ホウレンソウとニンジンも植えることにした。ビリーは、ルーシーの帰りが待ち遠しい。今日、子山羊をもらう約束だったからだ。ルーシーたちが帰ったときにはすでにビリーは帰っていた。ルーシーは、約束を守るため、すぐに子山羊をビリーに届に行った。

第２０話「井戸の水」

あらすじ

ルーシーとケイトは、森へコアラを探しに行った。ケイトは、太陽の方向を見ながら進むと道に迷うわないと言う。しかし、二人が森の奥まで行ってもコアラは見つからず、帰ろうとすると、太陽が雲に隠れていた。二人は、道に迷ってしまった。そのとき、ルーシーは羊を見付けた。羊のいる方向に草原があると思った二人は、羊のいる場所へ行ってみた。その羊は迷子らしく、しかも怯えていた。ルーシーは、１匹のディンゴが近付いてくるのに気が付いた。二人は、羊を助けるため、石や木の棒で闘った。すると、モノクルやほかの羊の番犬がやって来てディンゴを追い払い、羊を草原へ誘導した。二人は、その後を付いて行った。そこには、羊飼いのロングがいた。ロングとの会話の中で、学校の話が出て、ルーシーは、学校ができたとき、学校に行かされると思うと心配になった。
アーニーの作った畑では、ホウレンソウもニンジンも早く芽が出て、ラビッシュも大きくなった。井戸にもきれいな水が出た。これで生活がずいぶん便利になった。
ルーシーとケイトが家に帰りついたとき、バーナードが、馬車で、再び倒れたマック夫人の主人を連れて帰った。マック夫人の主人はすぐに亡くなった。３７歳だった。

ルーシーとケイトの名（迷）言集

森で道に迷ったとき
ルーシー「私たち、道に迷ったのね。」
ケイト「林の中には道なんかないわ、初めから。」
ルーシー「どうしてそんな言い方するの、おねーちゃん。」
ケイト「だって、どっちへ歩いて行ったらうちの方なのか分かんなくなっちゃたからよ。」

羊飼いのロングに会ったとき、ロングが、町の建設が遅れていて、教会も学校もないと言ったとき
ケイト「学校は後でいいわ。」
ルーシー「そう、学校は一番後でいいわね。」
ロングが字が読めないので、新聞を読んでほしいと言ったとき、
ルーシー「読める字だけ読んであげる。」

第１６話 「ずぶぬれのお医者さん」

第１７話 「不幸な出来事」

第１８話 「木登り」

第１９話 「今日は買い物」

第２０話 「井戸の水」

第１６話「ずぶぬれのお医者さん」

第１７話「不幸な出来事」

第１８話「木登り」

第１９話「今日は買い物」

第２０話「井戸の水」